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ロードカナロアの血継限界

2020/01/06
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血統白書
こんばんは、管理人の田中です。 東西金杯に合わせて、銀座ムーティエも2020年の営業を本日より開始致しました。尚、来週の13日が成人の日となっておりますので、このまま12日の日曜日まで休まず営業を続けさせて頂きます。その祝日の月曜日が代休となりますので予めご注意下さい。 注目の京都金杯はオーナーが出資するダイアトニックは残念ながら2着に惜敗となりました。しかし、懸念されていたマイルの距離を克服する事が出来、今後のローテーションについても選択肢の幅が広がったのではないでしょうか。厩舎的にも春は安田記念を大目標にして行く事が予想されますので、今後はもう一段階の成長を期待したいところ。 さて、ここからは少々マニアック且つ個人的見解の上で、そのロードカナロアに関する種馬としての距離適性についてお話をしたいと思います。上記にもあります通り、やはり現役時代同様に種牡馬実績を遡って見ても産駒の平均勝ち距離は1500m前後付近。如何にも、自身が活躍したレンジの中で子供たちも勝ち星を量産している事になりますね。 しかしながら、では何故アーモンドアイとサートゥルナーリアが2400mや2500mのGⅠで結果を残せているのでしょうか?『能力がズバ抜けているから』と言われればそれまでなんですが‥ちなみに、2019年末において重賞を勝利している同産駒は計11頭で、その内、母父サンデーサイレンス系が8頭。いわゆるニックス的な位置付けとなる配合の中でこの2頭だけに共通している特徴が一つあります。それは両親の血統内に名牝Specialの血が内包している点。アーモンドアイはNureyevのクロスを経由しており、サートゥルナーリアに関してはSadler's Wellsを通じて祖母にSpecialがいる事から、5代血統表では分かりませんが地味に6×5が発生しております。血統派の方なら説明不要のこの血、欧州のリーディングサイアーを総ナメしていた世界的な牝系でありスタミナ面の底上げという意味では他の追随を許しません。更に付け加えるとすれば、ロードカナロア自体にも母系にあの伝説の名馬Secretariat(1973年のベルモントステークスでダート2400mを2:24.0という47年経った現在も未だに破られていない驚異的レコードを叩き出した史上最強の3冠馬)と、その全姉にあたるSyrian Seaのクロスがあるという事を鑑みれば、隔世遺伝としてその豊富な持久力を産駒に伝えられる下地は揃っていたとも言えます。アーモンドアイのジャパンカップでハイラップを刻み続け記録した世界レコードはその賜物であり、サートゥルナーリアも世間的に有馬記念前は『スロー専用機でスタミナはない』と評されていましたが、レースではハイペースを4コーナーからのロングスパートで一気に2着まで上がる脚こそまさに持久力の塊とも言える内容でした。同馬は、単純に左回り?若しくは東京競馬場でのパフォーマンスが落ちるという事だと認識しております。 と言う風に、ロードカナロアからでも掛け合わせ次第ではその距離適性を凌駕するだけの産駒を輩出する事は可能なのであります。が、人間にもあてはまりますが、生き物全般は時間が経つと関節や筋肉が固まって行き、馬も基本的には高齢化=距離適性が徐々に短くなる傾向にあるという事実を踏まえて、今回の拙い読み物を終わりにしたいと思います。前述よろしく、あくまでもこれらは至極個人的な意見の域を脱しないものとして、参考程度にご一読頂ければ幸いでございます。今後も、暇があれば血統のお話を少しずつ投稿して行く予定ですのでどうぞお楽しみに。記述内容に誤りがありましたら、コメント欄より気軽にご指摘下さい、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 (管理人)

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